税理士の柏嵜忠弘です。東京都大田区で開業しています。
会社を設立しようと思っていても、どんなことを決めておいたら良いのかを悩んでいませんか?
司法書士に依頼する場合でも、自分で決めなければいけないことがあります。
そんな悩みを、解決することが出来る記事となっています。
会社を設立するときに決めることは、次の6つです。
この記事を読むと、会社を設立するときに決めることが簡単になりますよ。
株式会社なのか?合同会社なのか?
会社というと株式会社、合同会社、合名会社、合資会社があります。
責任の範囲などから、株式会社か合同会社を設立するのが現実的です。
株式会社と合同会社は、節税の観点からの違いはありません。
株式会社と合同会社の違いというと、設立時の費用と世間一般の認知度です。
株式会社の場合の登記費用は、20万円からです。
合同会社の場合の登記費用は、6万円からです。
※電子定款の場合
「合同会社?なにそれ?」と言われる可能性があるので、会社名を前面に出して仕事をする場合は、株式会社の方が良いです。
下請け仕事で、特定の会社だけしか取引しない場合などは、合同会社で良いと思います。
後で合同会社から株式会社への変更もできます。お金はかかりますけど。
会社の名前はどうするのか?
会社の名前は、1番悩むのではないでしょうか?
なぜなら、会社を覚えてもらう重要な要素だからです。
実際に、会社の名前をローマ字などで作る会社も多くなってきました。
使える文字は、漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字・数字・特定の記号です。
株式会社△△なのか、△△株式会社にするのかも考えておきます。
同じ場所に同じ名前の会社は作れません。
大企業にソックリな名前だと訴えられる場合があります。
会社の目的
この会社でどんな商売をするのか?という目的を決めます。
この会社でやること、やりたいこと、やりそうなことをすべて入れると良いです。
後から追加しようとするとお金がかかります。
会社の事業年度
会社を始めて最初の事業年度は、7月~6月のように長い期間の方が良いです。
なぜなら、消費税のかからない期間を長くすることができるからです。
ただし、会社を開始して半年で売上1,000万円かつ給料等の総額が1,000万円を超える場合は、第2期で消費税を納付しなければならなくなります。
※会社設立時の消費税については、いろいろなケースがあります。税理士に相談してください。
会社の役員
役員は、1人でも大丈夫です。
自分以外に役員になる人がいる場合は、実印や印鑑証明を用意してもらう必要があるので、早めに伝えましょう。
会社の資本金と株式数
資本金は、100万円以上~1,000万円未満ならいくらでも良いと思います。
資本金が1,000万円以上になると、最初の事業年度から消費税を納付しなければいけません。
特に理由がない場合は、資本金を1,000万円以上にするのは止めましょう。
株式会社ならば株数を決めなければいけませんが、1株1万円とすることが多いです。
資本金が100万円なら、100株です。
会社の公告の方法
公告とは、会社の状況を利害関係者などにお知らせすることです。
官報公告、新聞公告、電子公告とあります。
金額などの違いがありますが、官報公告をおススメします。
会社を設立するとき自分で決める6つのことのまとめ
会社をつくるまでに決めておくことを書きました。
参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。