建設業で個人事業主として開業したいんだけど、どんな書類が必要なの?と悩んでいませんか。
建設業で個人事業主として開業する場合は、税金関係は
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 青色申告承認申請書
- インボイスの登録(適格請求書発行事業者の登録申請書)
となります。
この記事を読んで、建設業で個人事業主が開業する場合の提出書類を確認しましょう。
建設業で個人事業主が開業する場合の必要書類
建設業で個人事業主として開業したい場合の必要書類は、
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 青色申告承認申請書
- インボイスの登録(適格請求書発行事業者の登録申請書)
となります。
各項目について確認していきます。
個人事業の開業・廃業等届出書
個人事業の開業・廃業等届出書は、提出しなければならない書類です。
提出期限は、開業してから1か月となっていますが、後から提出しても問題ありません。
オススメなのは、次の青色申告承認申請書と一緒に提出することです。
個人事業の開業・廃業等届出書は、次のような書類となります。
書き方については、こちらをご確認ください。
もしわからないようでしたら、税務署へ行って書くのも方法の1つです。
事業を始めるときの提出書類については、税務署へ行っても怖くないですし、優しく教えてくれます。
青色申告承認申請書
青色申告承認申請書は、大切な書類ですので、必ず提出しましょう。
青色申告承認申請書は、確定申告書を青色で提出するもので、青色申告というものです。
青色申告のメリットはいろいろありますが、ざっくりと
- 青色申告特別控除がある
- 30万円未満のモノが経費になる
- 赤字になったら、赤字を3年間繰り越せる
というのがあります。
青色申告承認申請を提出しないと、白色申告となるのですが、まったくメリットがありません。
そのため、青色申告で申告しましょう。
青色申告承認申請書は、次の書類となります。
提出期限については、原則として
- 申告しようとする年の3月15日まで
- 1月16日以降に開業した場合は、開業後2か月以内
となります。
例えば、令和5年に開業した4月1日に開業した場合は、5月31日までに提出すればいいです。
でも、この記事を書いている令和5年8月8日は、令和5年5月31日はもう過ぎています。
この場合は、令和6年に青色申告しようとなりますので、申告しようとする年(令和6年)の3月15日が期限となります。
書きた方については、次のものを参考にしてください。
青色申告承認申請書は、メリットがありますので、とにかく提出しましょう。
インボイスの登録(適格請求書発行事業者の登録申請書)
2023年(令和5年)10月1日から、インボイス制度が始まります。
そのため、インボイス制度の登録も確認しなければいけません。
ざっくりと、確認するとお客様が個人なのか会社なのかで登録が変わります。
お客様が
- 個人のみ⇒登録不要
- 会社が多い⇒登録必要
と考えられます。
インボイス制度については、取引先の対応がどうなのかも重要です。
開業する前に取引先がある場合は、話し合いをするほうが良いです。
書類は、次のものになります。
これからは、インボイス制度の登録も必須となるでしょうから、合わせて確認しましょう。
書き方については、私の記事にはなかったので、別の方の記事をリンクしておきます。
【インボイス制度】適格請求書発行事業者の登録申請書の書き方を解説!申請には何が必要?
屋号がある場合は、屋号の申請もしましょう。
書類は、2部作りましょう
書類は必ず2部作りましょう。
なぜなら、1枚は提出して、1枚は保管しておくためです。
後でなにを提出して、なにを提出していないかが確認できるからです。
個人事業の開業・廃業等届出書などは、いろいろな場面で使うことが多いです。
私の体験ですと、
- 銀行口座をつくるとき
- 子供を保育園へいれるとき
などです。
紙で提出する場合は、必ず2部作り1部を保管しましょう。
建設業で個人事業主が開業する場合の必要書類の提出方法
必要書類は、
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 青色申告承認申請書
- インボイスの登録(適格請求書発行事業者の登録申請書)
となりますが、提出方法は3つあります。
- 税務署へ行く
- 郵送する
- e-taxで提出する
ハードルが低い順で書いてあります。
私個人としては、税務署へ行くのが良いかと思います。
なぜなら、税務署を行って提出するだけですから。
それが1番簡単です。
次が郵送するですが、郵送の場合は控えを返信してもらわなければいけません。
そのため、返信用封筒をいれて、申告をします。
返信用封筒をいれないと、税務署から提出した書類に控えは戻ってきません。
最後にe-taxとなります。
マイナンバーカードを使っての申告となりますが、慣れていないとハードルが高いと思います。
期限がありますので、もし出来るようならやって、できないようでしたら、税務署へ行く又は郵送を選択しましょう。
確定申告については、e-taxをすると青色申告特別控除が最大で受けられますので、確定申告までにe-taxでの申告をマスターするのがいいでしょう。
申告方法は、いろいろありますが、最初は紙で提出して、確定申告までにe-taxをマスターするのが良いと思っています。
建設業で個人事業主が開業する場合のお金の管理
建設業の方が個人事業で開業する場合は、だいたい仕事があっての開業だと思います。
でも、会社などで勤めているときよりもお金がかかります。
なぜなら、道具や車などは、自分で用意しなければいけないからです。
さらに、仕事が思った通り来ないかもしれません。
入金のタイミングが、請求書を提出してから長い場合もあります。
そこらへんのことを考えると、ある程度のお金を準備してから、個人事業主として開業しましょう。
お金がなくなったら事業は終わりです。
お金を用意してから始めましょう。
建設業で個人事業主が開業する場合の必要書類のまとめ
建設業で個人事業主が開業する場合の必要書類は、
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 青色申告承認申請書
- インボイスの登録(適格請求書発行事業者の登録申請書)
となります。
期限がありますので、注意してください。
良くわからない場合は、税務署へ相談に行くか、専門家へ相談しましょう。
編集後記(1592)
異業種交流会に参加しましたが、新しい刺激がありました。
55日記(1922)
さっき、「やりたい、やりたい」と言って起きてきました。
タオルで鼻ふいて寝てしまったのですが、なんだったのでしょう。
66日記(1149)
ペットボトルのお茶を持って帰ると「のんでいい?」とかならず言ってきます。
とてもうれしそうに飲んでいます。